
精力を高めるためには「シトルリン」「マカ」「高麗人参」といった成分や生薬が有効だと広く知られていますが、「タウリン」が精力向上に寄与するという話はあまり耳にしないかもしれません。
タウリンはアミノ酸の一種で、主に牡蠣やタコ、ハマグリなどの海の幸に豊富に含まれている成分です。
この成分は肝機能をサポートするだけでなく、脳や目を含むさまざまな臓器の機能を助ける役割も果たしています。アルコールの分解を助けることからも、タウリンは人体にとって非常に重要な成分の一つといえるでしょう。
タウリンには、体内に蓄積されている亜鉛の消費を抑える作用があります。(詳しい説明は後述します。)

亜鉛は男性の前立腺に豊富に存在し、精子の生成や男性ホルモンの分泌に必要不可欠な成分です。
この亜鉛を体内に保持する機能を持つのがタウリンなのです。したがって、直接的ではありませんが、精力を維持するために重要な栄養素となります。
そもそも何故、精力が低下するの?
精力とタウリンの関連性について考察していますが、まずは男性の精力がなぜ低下してしまうのかを見てみましょう。
まず、男性の陰茎が勃起する仕組みについて理解することから始めます。男性は性的な刺激を五感で受け取ると、脳内の勃起中枢から脊髄を経由して陰茎に興奮信号を伝えます。その結果、陰茎を満たす陰茎海綿体という毛細血管内に大量の血液が流れ込むことで「勃起」という生理現象が起こります。
加齢による動脈硬化や、疲労、ストレスによる体力の低下、さらには神経の異常などが原因で、正常に勃起機能が働かない場合を勃起不全(ED)と呼びます。

また、特に「妻だけED」と呼ばれる、夫が妻に対してのみ性的興奮を感じなくなるタイプの勃起不全も存在します。
動脈硬化によって精力が低下する理由は、悪化した食生活によって血中のコレステロール値が高くなり、それが血管内で固まり血管壁に付着してしまうことにあります。これにより血流が悪化し、血管が硬くなる(動脈硬化)ことで、さらなる血流の悪化が引き起こされます。高血圧や糖尿病などの生活習慣病を抱える方は、間違いなく動脈硬化が進行しています。
精力増強にタウリンが効果的なワケとは?
ED(勃起不全)が発生する主な要因として「動脈硬化」を挙げましたが、つまり「高血圧」が原因となって精力は低下していくのです。(血管が収縮するためです)
それでは、タウリンがどのように高血圧に影響を与えるのかを見ていきましょう。
人間はストレスや疲労を感じると、脳内でノルアドレナリンを放出します。このノルアドレナリンが血管内に入り込み、血管を収縮させることで高血圧を引き起こします。
ここでタウリンの出番です。タウリンはこのノルアドレナリンの生成を抑制する働きがあります。その結果、血管は収縮せず、高血圧を予防することが可能です。
さらに、過度な飲酒もEDを引き起こす要因となります。最初の理由は、アルコールを過剰摂取すると神経伝達が遅延し、陰茎の感覚神経が麻痺して刺激を感じにくくなります。結果として、中折れや勃起不全が起こることがあります。また、脳内の勃起中枢神経も鈍くなり、興奮が陰茎に伝わらないため、勃起できなくなるという状態に陥ります。
次に、アルコール分解の過程で生じる「アセトアルデヒド」についてです。これは過剰な飲酒によって生成される有害物質で、二日酔い時の頭痛の原因とされています。少量の飲酒では問題ありませんが、過剰に摂取すると肝臓がアルコール分解に追いつかず、アセトアルデヒドが体内に蓄積されてしまいます。

そして、このアセトアルデヒドを分解する際に多くの「亜鉛」が消費されるのです。亜鉛は精子の生成や男性ホルモンの分泌に関与し、精力の根幹を支える重要な成分です。
ここでタウリンをしっかり摂取しておくことで、アセトアルデヒドの分解が早まり、亜鉛を消費せずに済むのです。つまり、亜鉛を体内に留めておくことで、精力の維持に役立つというわけです。
タウリンは飲酒時の亜鉛の消費を抑え、高血圧の予防にも貢献するため、精力だけでなく健康全般をサポートする心強い味方なのです。
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