
目次
1.シアリスとは?
シアリス(成分:タダラフィル)は、日本国内で広く使用されている3大ED治療薬の一つに数えられています。日本での販売は2007年7月から開始されており、ED治療薬としては比較的新しい部類に入ります。
この薬は、日本イーライリリー株式会社によって製造され、日本新薬株式会社が販売を担当しています。シアリスの主成分であるタダラフィルは、ED治療以外の用途でも利用されており、その多様な効果が注目されています。
シアリスの規格は、10mg(1錠あたり1700円)と20mg(1錠あたり1800円)の2種類が用意されています。
なお、ED治療薬であるシアリスは保険適用外であり、購入時の費用は全額自己負担となります。また、専門医での診察料も保険が適用されないため、保険証は必要ないのが特徴です。
シアリスは、他のED治療薬(バイアグラやレビトラ)と比べて効果が現れるまでに時間がかかるものの、その効果の持続時間は非常に長く、食事の影響を受けないため、多くの人に支持されています。
この薬は、自然な形で勃起を促進するマイルドな効き目を持っています。それでは、シアリスに関する疑問や質問にお答えしていきましょう。
2.シアリスの持続時間て何時間ですか?
シアリスは、性交渉の約3〜4時間前に服用することが推奨されています。効果が発現する持続時間について、公式に発表されている情報は以下の通りです。
- シアリス10mg:20〜24時間
- シアリス20mg:30〜36時間
他のED治療薬であるバイアグラやレビトラの効果持続時間が4〜6時間程度であるのに対し、シアリスは一度服用すれば20時間以上にわたりマイルドに効果を発揮してくれるため、タイムリミットを気にせずリラックスして性交渉を楽しむことができます。
3.夜飲んだら朝も勃ちっぱなしですか?
時折、「シアリスを服用したら翌朝までずっと勃起しているのでは?」という質問をいただきます。特に営業職の方からは、「お客様の前で勃起していたら仕事にならない」といった心配の声も寄せられます。
安心していただきたいのですが、シアリスを服用したからといって、自動的に強制的に勃起状態が続くわけではありません。
シアリスは、陰茎海綿体への血流を促進し「勃起しやすい状態」を作り出すための薬です。
したがって、性的な興奮がなければ、勝手に勃起し続けることはありません。性的な刺激は主に、触覚や視覚、聴覚などの五感から得られます。もちろん、勃起しやすい状態にはなっていますので、勃起したくない場面では性的なことを避けたり考えないようにする必要があります。
これはシアリスを飲んでいない時でも同様のことが言えますね(笑)。
4.効果が持続している時に更に血行を良くすることで頭痛などの副作用がありますか?
シアリスに限らず、バイアグラやレビトラなどのED治療薬には「副作用」が存在します。代表的な副作用としては、「頭痛」「ほてり」「動悸」「目の充血」「消化不良」「背中の痛み」「鼻詰まり」などが挙げられます。
ED治療薬は血行を改善する薬であり、その副作用として頭痛が現れることがあります。
したがって、シアリスの効果が持続している状態でお風呂に入るなどしてさらに血行を促進させると、頭痛が生じることがあるのは自然なことです。
シアリスの副作用の中で最も多いものは「頭痛」であり、性交渉中の運動によってさらに血行が良くなることで引き起こされることもあります。
ED治療薬を服用する際には、必ず「副作用」が伴うことを理解しておくべきです。体に負担をかけず、健康的にEDや中折れを改善したい方には、精力をサポートする「サプリメント」を摂取することをおすすめします。
5.なんでEDや中折れを改善できるの?
では、ED治療薬はなぜ勃起不全や中折れを改善できるのでしょうか?
まず、勃起のメカニズムを理解することが重要です。男性は、触覚や視覚、聴覚などの五感から得られる性的な刺激が脳の勃起中枢に伝わります。
その信号は脊髄を経由し、陰茎に到達します。この時、陰茎海綿体内にサイクリックGMP(cGMP)という物質が生成されます。
このcGMPが一酸化窒素を生成し、陰茎海綿体の血管を拡張させ、血液が流入することで勃起が実現します。
しかし、老化やその他の要因により、cGMPの生成を抑制するPDE-5酵素が存在すると、勃起が難しくなります。勃起はcGMPの生成によって陰茎海綿体に血液が流入し、実現するのです。
ED治療薬は、このPDE-5酵素を抑制する役割を果たす薬剤です。興奮を感じているのに勃起できないのは、このPDE-5酵素が原因なのです。
ED治療薬は、老化によって勃起しにくくなった陰茎を強制的に勃たせる特効薬なのです。
シアリスは食事の影響をあまり受けずに効果を発揮する薬ですが、もちろん副作用も存在し、1日1回の服用が限度とされていますので、体への負担を考慮して使用することが重要です。
6.併用禁忌薬(ED治療薬と一緒に飲んではいけない薬)
ED治療薬と併用してはいけない薬剤があります。具体的には「慢性血栓塞栓性肺高血圧症の治療薬」や「塩酸アミオダロン製剤」、「硝酸剤」(狭心症治療に用いられるもの)などです。
特に持病を抱えている方がED治療薬を使用する場合は、必ず医師に相談してから服用するようにしてください。
7.シアリス豆知識
シアリスに使用されている成分「タダラフィル」は、実は他の薬剤にも使用されています。同じ成分のタダラフィルが含まれている、異なる薬品名の製品を以下に紹介します。
- 勃起不全対策用:シアリス
- 肺動脈性肺高血圧症:アドシルカ
- 前立腺肥大:ザルティア錠
このように、同じ「タダラフィル」という成分が主成分となっているにもかかわらず、薬品名は異なることがあるのです。
8.飲み過ぎ食べ過ぎは禁物
シアリスの効果を最大限発揮させるためには、食べ過ぎや飲みすぎを避けることが必要です。具体的な制限量について見てみましょう。
シアリスは800キロカロリーまで!
「シアリスは食事をしても効果があるから、しっかり食べても大丈夫か」と考えている方、実はそれは少し誤解があります。
シアリスには「800キロカロリー」までの食事制限が設けられています。性交渉の前にそれ以上のカロリーを摂取してしまうと、シアリスの効果が低下する可能性があります。
性交渉を控える際には、800キロカロリーを目安に食事を摂るよう心掛けましょう。以下に、カロリーの目安となるメニュー例を挙げておきます。
【お酒のカロリー値目安】
- ビール350ml缶:150キロカロリー
- ビール500ml缶:200キロカロリー
- 赤ワイン100ml:70キロカロリー
- 焼酎180ml(1合):260キロカロリー
- ウイスキー30ml:70キロカロリー
- 日本酒180ml(1号):200キロカロリー
【食事のカロリー値目安】
- 白米茶碗一杯:150キロカロリー
- ちらし寿司:600キロカロリー
- アジフライ定食:770キロカロリー
- うな重:800キロカロリー
- ぶりの照り焼き:270キロカロリー
- ミートソースパスタ:800キロカロリー
- レバニラ炒め:500キロカロリー
お酒で効果が台無しになることも!
お酒は神経の伝達を遅らせる作用があります。心因性EDの場合には、少量でリラックス効果を得られることもありますが、飲み過ぎには注意が必要です。
ED治療薬であるシアリスは、勃起を妨げるPDE-5を抑制する働きを持っています。
しかし、これは陰茎での問題であり、そもそも勃起中枢から陰茎に興奮が伝わらなければ、勃起すること自体が難しくなってしまいます。
ED治療薬は神経の伝達を改善するものではないため、お酒の影響でせっかくのシアリスの効果が失われることがあるため、飲み過ぎには十分に気をつけてください。
本当は空腹時に飲んだ方が効く!?
シアリスは食事の影響を受けにくいとされていますが、800キロカロリーの制限を守ったとしても、空腹時に服用した方が効果が強く出ることがあります。
シアリスの主成分である「タダラフィル」が吸収されて血管内を循環する際に、食事によって様々な栄養素が混ざると、タダラフィルの効果が薄れることがあります。
800キロカロリーまでの食事では効果が落ちにくいとされていますが、体質や体調によっても影響を受けるため、自分にとってどの程度の食事量が効果を弱めるのかを事前に確認しておくことが安心です。
9.偽物注意!
ED治療薬の中には偽物が存在しているため、注意が必要です。シアリスの規格は「5mg」「10mg」「20mg」の3種類で、特に5mgはあまり利用されていませんが、時には「c50」や「c100」などの高濃度のシアリスが流通していることもあります。
「タダラフィル」が1錠に50mgや100mgも含まれているED治療薬は、日本で認可されていないため、日本人の体には過剰な負担をかけ、命に危険を及ぼす可能性が高いです。したがって、ED治療薬は日本で認可されている「5mg」「10mg」「20mg」を選んで服用するようにしましょう。
10.まとめ
いかがでしたでしょうか?シアリスは勃起を阻害するPDE-5を抑制する効果を持つ薬剤です。ED治療薬の中でも自然な形で効果を実感できるため、多くの人々に支持されています。
この薬は決して「強制的」に勃起を引き起こすものではなく、五感から得る性的な刺激によって勃起を助ける役割を果たしています。
夜の営みを行っている高年齢層の男性は非常に多いですが、それに伴い「頭痛」「吐き気」「ほてり」といった副作用や、体への負担を考慮する必要があります。
また、シアリスは他のED治療薬(バイアグラやレビトラ)と比較して食事の影響を受けにくいとされていますが、800キロカロリーの制限があり、体調や体質によっては効果が低下することもありますので注意が必要です。
ED治療薬は体に負担をかけるため、継続的な使用を避け、できる限り自然な勃起を促すことを目指すことが大切です。

シアリスは2007年7月から日本で認可されたばかりで、まだ歴史は浅いですが、「食事の影響を受けない」特性から非常に人気の高いED治療薬となっています。
私自身もED初期のころに使用した経験がありますが、お昼に飲み始めても、夜の時間までマイルドに効果が続き、勃起しやすく、持続力も向上することを感じました。
しかし、同時に軽い頭痛や顔のほてりといった副作用もありました。顔が赤くなるため、周囲から酔っ払っているように見えてしまうことが気になりました。
ED治療薬は「今すぐ何とかしたい!」という場合には非常に役立つと思いますが、ドーピングのような側面もあり、体への負担が大きいと感じています。
血流を強制的に促すことで勃起を引き起こすため、体力の消耗を激しく感じることが多いです。
翌朝には倦怠感を覚え、メンタル面でもあまり良い影響がないように感じました(おそらく私の体力が貧弱なせいかもしれませんが…)。
緊急時やお守りのように持っているのは良いかもしれませんが、習慣的に使用することはお勧めできません。
健康を大切にしながら、パートナーの女性と向き合っていくことを心がけてくださいね。
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