＜ED克服記録＞時間を惜しみ貪り合うあの日々よもう一度

ED・中折れの影響で自信を喪失・・

夫婦の愛情を深める瞬間において、妻が十分に潤っているにも関わらず、私自身が40代後半に差し掛かり、硬度を維持できずに中折れしてしまうことが増えてきました。仕事も非常に忙しく、ナイトライフが億劫に感じることが多くなり、妻とのコミュニケーションもスムーズに行かなくなっています。

仕事の面では十分に支障なく過ごせる体調ですが、年代的にもまだまだ現役でいられると思い込んでいた私には、少し驕りがあったのかもしれません。しかし、頻繁に中断する場面が増えると、私も自分の精力の衰えを痛感せざるを得ず、何か良い解決策はないかと真剣に考え始めました。

最悪の時期には、挿入すらできない状態にまで至り、なんとか妻の助けを借りて挿入することができても、持続時間は5分もありませんでした。年齢を理由にしてしまう自覚と、40代半ばで女盛りの妻に対して申し訳なさが募り、自信を失ってしまった結果、これが精神的な悪循環を生むことになりました。

情熱的な日々、愛し続けた妻との時間

私は妻を心から愛しています。言葉で伝えるのは簡単ですが、実際に身体を重ねることでこそ、真の夫婦の絆が築かれると信じて、さまざまな精力増強剤を試してみました。男という生き物は、肉体的な健康があってこそ、女性を深く愛することができるものです。

私の悩みを誰にも打ち明けられず、一人で苦しんでいましたが、若い頃と比べて妻の魅力が減ったとは全く思っていません。問題は完全に私自身にあるのです。おそらく妻も、私の変化を察知して鬱屈した気持ちを抱えているのではないかと想像しました。

私たち夫婦は、もはや肉体的な喜びを共に分かち合うことができなくなってしまったという現実が、非常に悲しく、年齢を重ねることが恨めしく思えるようになっていました。若い頃の、時間を惜しんで愛し合った記憶が脳裏に浮かび、あの素晴らしい夫婦の営みや喜びを思い出すたびに、何とか状況を改善したいという気持ちが強くなっていました。

そんな私を支えてくれた妻

実は、勃起不全の兆候が現れ、私は妻の体の中で射精することが難しくなっていました。つまり、セックスの際に妻の体内に上手く注ぎ込むことができない日が増えていたのです。射精のコントロールに失敗し続けている中で、精神的にも完全に沈んでしまい、まるで去勢されたかのように、私の身体は反応しなくなっていきました。

しかし、妻は優しく私を支え続けてくれました。その気持ちに応えたい一心で努力してはいるものの、私の心や体は限界を超えて壊れそうでした。心療内科で抑鬱気味だと診断され、処方された薬を服用しながら心の安定を求める日々が続きました。

EDの原因が心の問題であることを知る

夜の営みが完全に不可能になっていた頃、私を診察してくれた医師が非常に配慮深い方で、思い切って自分の悩みを打ち明けることができました。自分が深刻な心の病を抱えているのではないかと不安に感じていたのです。

先生は、EDは専門的な治療が進歩している現在、誰もが経験し得る症状であることを教えてくれました。そして、別の科での受診を勧められ、紹介状をいただきました。新しい医師は、私のED状態は心と身体の調和が乱れていることが一因であると説明し、丁寧に私の不安を取り除こうと努めてくれました。

服薬治療が始まりましたが、初めは薬の効果をすぐに実感することはできませんでした。医師も、そのような薬であると説明していました。治療を受ける中で、妻も私の状況を理解し、協力してくれると約束してくれました。妻のその思いやりに感動し、ますます愛おしさを感じ、いつか必ず回復しようと決意しました。時にはベッドで二人で手を繋ぎながら、思い出話をしながら夜を過ごすこともありました。私には、心の平穏を取り戻すことが何よりも重要でした。