

「アルギニン」(Arg)という成分は、さまざまなサプリメントに含まれているだけでなく、健康や精力に関連する文献においても非常に頻繁に取り上げられる重要な用語です。
アルギニンは「非必須アミノ酸」として知られ、体内で自然に生成される成分です。成長ホルモンの分泌を助け、血管を拡張させることで精力を維持する役割を果たしています。
精力や健康に対するアルギニンの影響について、詳しく見ていきましょう。
目次
1、アルギニンとは?
アルギニンは体内で生成可能な成分であるため、「非必須アミノ酸」に分類されています。しかし、小児の場合は体内で必要な量を十分に生成できないため、「準必須アミノ酸」として位置付けられています。
アルギニンは、精力を高めるサプリメントやエイジングケア系のサプリメントを含む、健康や滋養強壮のための食品に多く配合されています。サプリメントだけでなく、様々な食品にも豊富に含まれています。
具体的には、豆乳200gには600mg、豚ロース赤身肉100gには1500mg、そして伊勢海老100gにはなんと2100mgものアルギニンが含まれています。一般的に、健康を維持するためには1日あたり2000mgのアルギニンが必要とされています。
最近の研究では、アルギニンが陰茎海綿体において一酸化窒素の生成を促進する成分として注目されており、EDや中折れ防止のための精力サプリメントにも多く含まれています。
2、アルギニンが豊富な植物
精力サプリメントを探していると、「アルギニンの含有量がマカの2倍です!」と謳っているクラチャイダムという植物がしばしば推奨されています。
詳細を見てみると、「日本食品分析センター」の調査によれば、クラチャイダムはマカよりも2.4倍のアルギニンを含んでいることが分かりました。
精力を高めるためにサプリメントを選ぶのであれば、マカよりもクラチャイダムが多く含まれている製品を選ぶのが良いでしょう。
さらに、クラチャイダムはマカよりもアルギニン量が豊富であるだけでなく、他にも勃起力を高める栄養素が多数含まれているため、総合的に見てもクラチャイダムが優れています。
クラチャイダムの精力サプリメントを選ぶ際は、できるだけ含有率100%のものを選ぶと、より効果的だと言われています。他の成分と混合されたサプリメントも多いですが、精力に特化したクラチャイダム100%のサプリメントを選ぶことで、満足のいく効果を得やすくなります。
3、アルギニンが含まれる食品
精力を向上させるために、アルギニンをサプリメントから摂取しようと考える男性は非常に多いですが、実際には食品からもアルギニンを摂取することが可能です。
赤身の肉や大豆製品には特に多くのアルギニンが含まれており、特に「豚ゼラチン」には100gあたり8000mgものアルギニンが含まれています。
肉類を摂ることでアルギニンを摂取するのは間違いありませんが、優先度としては「鶏肉」→「豚肉」→「牛肉」の順に食べることが推奨されます。できるだけ脂肪分の少ない高タンパク質の肉を選ぶことが重要です。
また、大豆製品を普段から摂取しているのであれば、「高野豆腐」が特にアルギニンの含有量が多いでしょう。100g中には4200mgのアルギニンが含まれています。しかし、高野豆腐を毎日食べることは負担になる場合もありますし、乾燥状態での数値なので調理によって変化することもあります。
食品からアルギニンを摂取することは可能ですが、食品だけで必要量を確保しようとすると、金銭的な負担が増えたり、他の栄養素を過剰に摂取して体に悪影響を及ぼす可能性もあります。足りない分はサプリメントで補うことをお勧めします。
4、アルギニンはアミノ酸の一種
アルギニンは「アミノ酸」の一種です。ここではアルギニンだけでなく、アミノ酸全体についての話を聞いていただければと思います。
アミノ酸には「L型」と「D型」が存在します。「L型」は人間の体内で生成されたり、自然界の植物にも含まれています。一方で「D型」は自然界には存在しない「非天然型」と呼ばれています。
近年の研究によると、実はD型のアミノ酸も体内に存在していることが分かっています。このD型アミノ酸は、年齢を重ねるにつれてL型に変化する可能性があるとされていますが、その具体的な作用や意義についてはまだ医学界での研究が進行中です。アミノ酸は体を構成し、活力を維持するために不可欠な成分であることは間違いありません。
精力剤のパッケージの裏を見れば、「Lアルギニン」と表記されている場合はL型のアルギニンが含まれています。「アルギニン」とだけ書かれている場合には、D型との混合が含まれているとされることもありますが、D型は自然界には存在しないため、実際には含まれていないのです。したがって、実際には「L-アルギニン」が含まれているのです。
5、アルギニンの精力アップ効果
アルギニンを摂取することで得られる効果は、精力面においては「血管拡張」による血行促進効果です。
アルギニンは、シトルリンという成分と似たような効果を示します。陰茎海綿体において一酸化窒素を生成し、血管や筋肉を弛緩させることで、下半身の血行を促進し、勃起力を増強します。また、免疫力の向上や疲労回復、若さを保つ効果も期待されています。
アルギニンには、白血球の働きを助ける「マクロファージ」という機能が備わっており、体内に侵入したウイルスや細菌を除去するのに重要な役割を果たします。
さらに、肌の保湿効果にも寄与します。アルギニンはコラーゲン生成を促す成分として重要であり、加齢とともに皮膚内の「コラーゲン」「エラスチン」「ヒアルロン酸」といった美容成分が減少していくため、潤いやハリ、ツヤが失われてしまいます。アルギニンは成長ホルモンを促進する効果もあるため、肌の新陳代謝を高めるためにも欠かせない栄養素です。
小児においては、必須アミノ酸としての役割も果たしています。
6、アルギニンをただ飲めばいいわけではない
アルギニンはアミノ酸であり、体にとって必要な栄養素です。ビタミンやミネラルと同様に、適切なバランスで摂取することで、その効果を最大限に引き出すことができます。
国際機関である「WHO」(世界保健機関)や「FAO」(国際連合食糧農業機関)でも理想的な栄養バランスが規定されており、摂取方法の重要性が強調されています。
したがって、単にアルギニンが豊富に含まれているサプリメントを飲むだけでは不十分です。
あなたは「アミノ酸スコア」をご存知でしょうか?これは食品ごとのアミノ酸配合率を評価したもので、点数が高いほど必要なアミノ酸がバランスよく含まれていることを示します。
つまり、アミノ酸スコアが100点であれば、必要なアミノ酸が完璧にバランスよく含まれていることを意味します。
具体的な例として、牛乳や大豆は100点、マカやクラチャイダムは80点となります。
アミノ酸スコアの計算方法はインターネット上でも公開されていますので、興味がある方はぜひ調べてみてください!
7、アルギニンの副作用
通常の食生活を送っている限り、アルギニンの摂取は問題ありませんが、過剰摂取や不足によって体に不調が現れることがあります。
例えば、アルギニンを過剰に摂取すると、アルギニンは「強アルカリ性」であるため、胃腸に刺激を与え腹痛を引き起こすことがあります。
健康に関する情報では、体をアルカリ性に保つことが長寿につながると語られることがありますが、実際には中程度のアルカリ状態が望ましいとされています。強いアルカリ性のアルギニンを大量に摂取すると、体内のpHバランスが崩れる可能性があります。
また、子供にアルギニンを与える際には、多量の摂取が推奨されることが多いですが、過剰に摂取すると成長ホルモンが異常に分泌され、「巨人症」と呼ばれる状態を引き起こすこともあります。
一方で、アルギニンが不足すると免疫力が低下し、風邪をひきやすくなったり、細菌や環境の変化にうまく対応できずに体調を崩すことがあります。成人男性においては、男性機能の低下やED(勃起不全)や中折れのリスクが高まる可能性があります。
8、1日に必要なアルギニン摂取量
1日に推奨されるアルギニンの摂取量は2000mgとされています。激しい運動を日常的に行う場合は、4000~10000mgのアルギニンが必要とされることがあります。
そのため、生活スタイルに応じて摂取量を調整する必要があります。普段の生活を送っている男性であれば、2000mgで十分でしょう。
まとめ

アルギニンに関するこの記事は、いかがでしたでしょうか?アルギニンは健康や成長を促進するために欠かせないアミノ酸の栄養素であることがわかります。
精力に関しても深く関連しており、陰茎海綿体内に一酸化窒素を生成する役割を果たすため、勃起に直接関わっていることが理解できました。
また、免疫力の向上や疲労回復にも必要な成分であり、仕事で疲れが溜まっている方やもともと体力がない男性は、アルギニンが不足しないように心掛けることが重要です。
日々の食事からアルギニンを摂取することは難しいため、サプリメントを利用したり、勃起力を高めるためのトレーニングを行うなどして、総合的に精力をアップさせることを目指しましょう。
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